6月25・26日の2日間、3月11日の震災後初めて仙台に帰省した。
被災地を見に行くなんて、野次馬のようで気が引けたのだけど、両親に目に焼き付けるよう勧められ、仙台空港と閖上魚市場に行ってきた。
向かう途中、たくさんの瓦礫や車の山、斜めになった電柱、海岸でもないのに打ち上げられているたくさんの船、痛々しく半壊した家屋。。
正直、目の前のものを現実として受け入れらなかった。
両親曰く、だいぶ綺麗になったのだとか。
ずっと写真を取る気分にはなれなかったのだけれど、人はなんでも忘れてしまう生き物なので、自分の記憶が風化してもここを訪れたときに感じた痛みを思い出せるように、閖上魚市場を少しだけ記録してきた。
閖上魚市場には、両親がよく買い物に来ていたらしい。
私たちを連れて、「ここには沢山の建物があったんだよ」って話して聞かせてくれたけれど、全く信じられなかった。
いつかまた閖上魚市場が活気を取り戻したら、必ず訪れようと思う。
何年も先になるのだろうけど。